ブリーディングについて



「繁殖」みなさんはどうおもわれますか?
繁殖、避妊、去勢については色々考えがあると思います。
犬界には色々な思いでワンと暮らしている方がいます。
家族として、生業として、趣味としてetc.
ここではあくまでも、そふぃママの考えを、お話させていただきます。

繁殖は「する勇気」と「あきらめる勇気」が必要だと思います。

そふぃママは生まれたときからワンと暮らしていました。
昔「名犬ラッシー」というアメリカのドラマがあってその時に
出演していたコリーの子孫がそふぃママの実家の
愛犬「ポポ」でした。
当時、群馬のある施設の院長先生が施設の資金にと
アメリカからラッシーの血筋を持ってらっしゃいました。
その子をそふぃママの祖父が譲り受けました。
当時そふぃママの実家はレストランを経営していました。
その当時は今で言う「ドッグフード」なんてものは群馬の田舎では
手に入りませんでした。
さいわいにもレストランということでワンの食べるものとしては
不自由しませんでした。
当時は血の気(笑)の多い若い従業員もたくさんいて
運動もたくさんしてあげることができました。
その当時のことは そふぃママも小さいのであまり記憶に
ないのですが実家の居間にはポポが取ったという
トロフィーや楯がところ狭しと飾ってありました。
ポポは仕事が忙しい家族に代わって、そふぃママの「お守り係」を
仰せつかっていました。
そふぃママの側についていて、泣いたりぐずったりすると
家族を呼びにいきました。
その後祖父はドーベルも飼い犬舎としてブリーディングした
時期もありましたが、食品衛生上とそふぃママの妹が生まれたことで
繁殖としてのワンは全部手放してしまいました。
でもやはりワンが好きな家族でしたので ペットとして
柴犬や秋田犬、シーズー、プードルなどを仕事に差し障りのない環境で
飼い続けていました。
そういう環境で育ったそふぃママは小さい頃からワンは「家族の一員」
として思ってきました。

嫁に嫁いだところが、またまた食料品問屋ということで
ワンは外飼いでなくては行けない、という環境でした。
でも下の子が小1の時主人と舅、姑の反対を押し切り(笑)
ソフィーを室内犬として迎え入れました。
ソフィーを迎え入れた時、子供のこと、家庭環境を考えて
5ヶ月の時避妊をしました。
家業の食料品問屋では決まった休みしかなく
家族旅行や計画をたてて、その時ソフィーにヒートが来たら。。。
もちろんヒートが来たソフィーを抱えて旅行などにはいけませんから
当然子供達に我慢をさせなければいけません。
その時子供達に「ソフィーがいたから!」という思いを
させたくありませんでした。
家族として生活していくため、何処でも一緒に行きたいと思って
ソフィーの避妊をしました。
その後、ソフィーを通じて色々な方と知り合いになり
2頭目を迎える決心をし、ネット仲間の紹介でレディを迎えました。
レディを迎えるに当たって、すぐ避妊を考えましたが、
その時そふぃママはすでにレディの魅力というかブラックコッカーの
魅力に取り付かれていました。

しかしコッカーの勉強していくにしたがってソリッドコッカーの
あまりにもハイブリッド交配(雑交配)の多いことに驚きと戸惑いを感じました。
本来、ソリッド(単色)はソリッド同士、パーティー系は
パーティー系同士の交配が望ましいのですがパーティ系とソリッド
の交配をした場合ミスカラーなどが出やすくなってしまいます。
そふぃママはE・コッカーのソリッドとパーティーカラーは
骨格、性格などを考えると別な犬種だと思っています。
ですからハイブリッド交配は本来のE・コッカーとしての素質を
崩していってしまうのではないでしょうか?
(ミスカラーとは胸以外に白毛が入ること)

レディを母体として良いブラックコッカーを作り出したい!
そふぃママの夢のスタートです。

レディをショーに出し、たくさんのコッカーに触れ、たくさんの方々の教えを受け
今回レディの交配に踏み切りました。
先にも書きましたように交配は「する勇気」と「あきらめる勇気」が必要です。
そふぃママは、レディに対して神経を使いながら育ててきました。
ベビーの頃から「繁殖」ということを念頭に置いて食事やサプリメントにも
細心の注意を払って育ててきました。
そのお陰でレディは今まで湿疹はおろかコッカーなのにお耳の中も
真っ白で綺麗です。
獣医さんに行くのはワクチンと年1回の血液検査だけです。

レディは性格、体質ともに母体としては合格だと思っています。
しかしレディに万が一があったらと思って交配を悩みました。
犬のお産は軽いといわれますが それはその子によってマチマチです。
難産だったら、交配によって何かの病気になったらetc.
そふぃママにとってレディは目の中に入れても痛くないくらい可愛い子です。
でも、そふぃママの夢は,良いブラックコッカーを作り出すこと。
「する勇気」を持つことにしました。

レディが体の弱い子であったら、性格の難しい子であったら
それは「あきらめる勇気」が必要だったと思います。
いくらレディが可愛くて レディの子供を見たいとしても
しては行けないことです。

コッカーについてトリミング、食事管理、しつけ等、親元として、そふぃママなりの
答えをだしてあげられる。
親元というものはそういうものだと思っています。

今交配をお考えの方にこれだけはお願いしたいことがあります。
どうか お友達交配だけはしないでください。

ペットとして家族同様に暮らしてる男の子を交配させて
しまうとオスとしての本能が目覚めて、今までドッグラン等で遊べていた子が
交配したがために女の子を見ると追うようになるかもしれないのです。

女の子を持つオーナーさんは自分のワンの赤ちゃんを見たい
と考えることがあると思います。
まず最低でも関節と膝のレントゲン、血液検査を獣医さんでしていただいた後
その犬種に詳しいブリーダーさんに血統を見て頂いて、
性格、骨格に問題はないか、以上を考慮してもう一度
何のために繁殖したいかを考えてください。


我が子が可愛いと思ってるのでしたら上記のことを、もう一度考えてください。
ブリーディングとはその子の血筋を残すという事です。

そふぃママより