1998年12月15日の上毛新聞の「ひろば」に掲載された文章                         (掲載通算177号)     「風まかせ」  年越し作戦は八方破れの風まかせ、お天道様次第です。  今は動物がじっと動かず体を回復させるのと同じ心境です。私の乏しい年金は、 電気料や水道料などへ、滞納すると切るといわれています。 その原因は中国産の高値の、体質回復によいとて、24回払いで毎月26800 円払うことにあります。懐には特にききましたが、幸いにも体調も良くなりまし た。11年の4月には完済できるので、今少しの辛抱です。インスリンを毎晩打 つので、それを口実に老人クラブの旅行などは参加自粛。えびす講は昔話のふた また大根とミカン、これは自家製です。洋風に缶ビールとご飯だけ。  屋敷祭りもご幣を新しくしただけです。オセチなどなくとも正月は来ます。次 男に補助してもらったり、姪に寸借などしてですから、入れば通過です。それで も人並みに生きてゆける日本のありがたさ、2週ごとの通院はしっかり身支度を してバイクで、6カ月おきの入院も老人医療で大助かり。上を見れば太陽、下で はモグラや虫たちが懸命です。希望さえ持てば、人間として向上できます。