掲載通算24号(平成2年11月16日)    二度とごめん給食の食中毒  11月9日付の本紙に、栃木県西那須野町の三島中学校で生徒ら590人が 食中毒になった記事が掲載されていた。食中毒は夏ばかりと思っていたが、も う初冬なのに何が原因なのだろうか。幼稚園の飲料水による中毒といい、何と も不可思議なやりきれない思いがする。  群馬町でも給食センターのちょっとしたミスから小中学校が給食停止になり、 約1ヶ月間も弁当持参となった。子供の多い家庭は弁当づくりにちょっとした パニックになった。昔は全部弁当持ちで、麦飯にノリ、タクアン、梅干しくら いでたまに塩ジャケでも入れば上等だった。そんなに衛生面はよくなかったの に食中毒はほとんどなかった。  今は飽食の時代で、肉魚などの副食が主流であり、毎日の弁当は家計費にの しかかってくる。給食に戻ったときは家族全員ホッとしたものです。当局や当 事者を一概には責められないけれど、もっと油断無く衛生と体調に気を使って もらいたい。  町の衛生委員を6年もしていると、なおさら気に掛かる。再びこんなことの ないよう、取り組んでいただきたい。